真空管ラジオ作業日誌、資料
真空管ラジオ関連の作業、調べた事、集めた資料類です。
真空管ラジオ作業日誌
03、 9、14・Yahooオークションで購入していた縦型並四の
修理。トランス結合のトランス断線修理CR結合化
部分のはんだ付け分離のはんだ付け、再生回路の巻
線抵抗の断線の修理。
02、 4、28・Yahooオークションでラジオを1台購入しまし
た。
・ボイスコイルの引き出し線の断線を修理。
・コーンを抑える為に周辺に張ってある布みたいな
ものを剥がす。
・コーンのできるだけ外側を手で半円程度破った後
に、コーンをめくる。このときにボイスコイル周
辺のコーン部分も破る。
・ボイスコイルをとめてある8の字型の抑えをねじ
を緩めてはづす。
・おれていた、ボイスコイルの引き出し線接続部分
を注意深くみてボイスコイルのはしを探す。
・引き出し線をはんだ付けして、動かないようにボ
ンドで8の字型の抑えに接着。
・逆の手順でもとに戻す。破ったコーンは木材用接
着剤ホワイトで接着。手で破ったコーンはササク
レているので接着し易い。
・お見事、修復。
02、 4、24・Yahooオークションでラジオを4台購入しまし
た。
01、11、24・1ケ月前に秋葉で複製ですが並四コイル、しかも取
説付きのものを入手しました。緑色にひかるコイル
です。中学校の技術家庭で作りました並三ラジオを
思い出し感激です。それでもって”真空管ラジオ部
品”コーナーを作りました。バリコンなど順次貼り
付けていきます。
01、 7、21・目茶久し振りに弘法さんにいきました。その反動な
のか、並四を3台かいました。電解コンデンサの取
り替えで鳴ってしまいました。しかし、内1台は5
7が6C6に改造されていたのを57をさして、鳴
らん、鳴らんと苦労しました。6C6をさしたとた
んにピーギャー。
99、 9,25・久しぶりにST管6球スーパー(No23)を入手
しました。スピーカートランスの1次側断線だけで
あっけなく鳴りました。
99、 6、22・5球スーパーの回路図を紹介下さい。というメール
が来ました。検索で探してみたのですが、確かにな
いのです。それではと、ラジオ回路図のコーナーを
作りました。スキャナと画像処理ソフトが上手く使
いこなせなく、取り合えず5球スーパーラジオの回
路図を載せました。
98、10、25・久しぶりに、ラジオを入手しました。置き場所がな
くなったのと、ホームLAN、インターネットサー
バー立ち上げに忙しくしていたので、お留守してま
した。
・近くに安い部屋(倉庫、展示場)が欲しいのです
が、景気が悪くなったのでそれも難しそうです。
98、 5、22・松下電器創業80周年記念特別展
「ラジオに見る発展の軌跡」を見に行ってきました。
・真空管式ラジオは20台ぐらいでした。ひょっとす
ると私のコレクションと同じぐらいかも。
・まったく私がもっているものと同型のものもありま
した。
98、 2、 1・直流用ST管高1ラジオを交流用に改造修理しまし
た。色々、実験しながら。
付け加えたもの;ヒータトランス、100V整流
回路、ヒューズ、パイロットラ
ンプ、バイアス回路。
取り替えたもの;低周波トランス2つ、真空管
(32、30、30、76)
修理したもの ;コイル(再生コイルの断線)
ヒータボリューム(断線)
充実した1日でした。
98、 1、 1・正月早々、お終い弘法で買った並み四がプス・・、
といって、物言わなくなりました。B電圧がでてま
せん、平滑用のペーパーコンデンサーが導通してま
した。立派な5Cm立方のペーパーコンデンサーで
す。
97、12、28・ST管トランスレス高一が発振気味でピーギャーと
うるさいので、電圧を落としたり、パスコンを増や
したりしたのですが、上手く行きません。高周波増
幅の57の隣に電力増幅用の12ZーP1があり、
それをシールド(針金のコルク栓押さえで)すると
ピタッと止まりました。
97、12、21・終い弘法で、直流用ST管高1ラジオ、ST管トラ
ンスレス高1を入手しました。
直流用ST管高1ラジオは低周波トランスも切れて
おり、どのように修理するか思案中です。
・交流化?
・抵抗結合化?
しかし、現状姿保存はマストと考えてます。
97、 9、23・やりました。マグネチックスピーカーのボイスコイル
を巻き直しました。初めは切れたところを探して修理
し、巻き直そうとしたのですが、なにしろ髪の毛ぐら
いのエナメル線です。もつれてきて、うまくいきませ
んでした。
スピーカートランスの切れているものがある事に気
がつき、気をとりなおして、再チャレンジです。今度
はもつれないように、スピーカートランスの一次側を
ほどきながら、ボイスコイルへ巻いていきました。巻
き方も、巻き数も適当だったのですが、鳴りましたね。
こんなところがいいですね。真空管ラジオは、近年に
ない達成感を味わいました。
ラジオの部品
(1)高声器
大きく分類して、マグネチック型、ダイナミック型、コンデンサー型の三つ。
マグネチック型には単純2極型、バランスドアーマチュア型がある。前者をホーンスピーカー、
後者をマグネチックコーンスピーカーという。
コンデンサー型は振動板がコンデンサーの一方の電極として働くものであるが、あまりない。
●マグネチック・ホーン型高聲器
・単純2極型の受話器と同様で大型に作られている。
・永久磁石の中に磁極片があり、それにはコイルが巻いてある。磁極片とわずかなすきまを
おいて軟鉄製の薄い振動版が固定されている。
・周波数特性としては300c/sー1000c/sが感度良好である。
●マグネチック・コーン型高聲器
(マグネチックコーンスピーカー、マグネチックスピーカー)
・あの馬蹄形磁石で紙のコーンを振動させるもの。
・ボイスコイルは0、08mmぐらいのエナメル線を5000回程度巻いてある。
直流抵抗は約1000Ω、1000c/sにおけるインピーダンスは約8000ー12000Ω。
・周波数特性としては200c/s以下と4000c/s以上が出ない。
(この特性が耳に優しいのか!)
●ダイナミック・コーン型高聲器
(ダイナミックスピーカー)
・磁界の中に置く、ボイスコイル(ムービング・コイル)がコーンに固着しているもの。
・ムービングコイルは直径0、2mm程度のエナメル線を数十回巻いたたもの、
1000c/sのインピーダンスは2Ωないしは6Ω程度。
・周波数特性としては200c/s以下と4000c/s以上も動作する。
・磁界をつくる方法
。電磁石ーーーー>励滋型(エキサイト型)・ダイナミック高声器
電磁石をつくる為のコイルをフィールドコイル(励滋線輪)と呼び、普通B電源の
フィルター・チョークとして使用される。
6ZーP1、47Bなどの小型出力管用のものでは0、14mm程度のエナメル線
を約18000回巻いてあり、直流抵抗は約2000ー2500Ωで励滋電流は
50mA前後。
6V6、42等の出力が大きいものは0、2mm程度のものを約10000回
巻いてあり、直流抵抗は約800ー1000Ωで、励滋電流は100mA程度。
しかし、フィールドコイルに電流を流すために、スピーカーに専用の電源トランス
や整流回路を備え(トランス、整流管、整流コンデンサーを背負っていた)ているも
のもあった。
。永久磁石ーーー>PM型(パーマネント・マグネット型)・ダイナミック高声器
。6、3ボルトパイロットランプ
。スピーカートランス
。コンデンサー、抵抗類
。ダイヤル糸
。管型ヒューズ
真空管ラヂオ資料
修理にも必要です。
?真空管 昭和八年十一月十日修正再版発行 ¥2、20
千葉 茂太郎著 共立社
?ラヂオ技術教科書 昭和十二年九月一日發行 定価 一円二十銭
日本放送協会技術局編 日本放送出版協会発行
?ラジオ技術教科書 上巻 昭和21年10月5日 定価35円
日本放送協会編 日本放送出版協会発行
?ラジオ技術教科書 下巻 昭和22年5月30日 定価90円
日本放送協会編 日本放送出版協会発行
?新ラジオ技術教科書 基礎篇 昭和28年7月10日5版発行
定価 280円 日本放送協会編 日本放送出版協会発行
?新ラジオ技術教科書 応用篇 昭和28年6月15日初版発行
定価 380円 日本放送協会編 日本放送出版協会発行
?初歩のラジオ 昭和二十四年一月一日発行 定価四十五円
ー鉱石検波セットの作り方 誠文堂新光社発行
?科学画報 11949 昭和二十四年一月一日発行 定価六十五円
ー一九四九年のラジオ界 誠文堂新光社発行
?科学画報 81949 昭和二十四年八月一日発行 定価五十円
ー五球スーパーをつくる人のために 誠文堂新光社発行
?ラジオ技術 昭和24年9月28日発行 定価60円
ー短波受信機特集 科学社発行
?ラジオ工学教科書第1部4 第2回配本
文部省認定通信教育ラジオ工学講座 昭和27年 3月20日発行
財団法人 ラジオ教育研究所 非売品
?ラジオ技術 6 1960 昭和35年6月1日発行 定価150円
ー新しい短波受信機の設計・製作 ラジオ技術社発行
?技術科ラジオ学習用 回路3球別ラジオ組立説明書(生徒用)
(3Rー1/3Rー2/3Rー3)
スター教材株式会社
?初等ラジオ教科書(増補版)
昭和26年 8月 10日 第1版発行
昭和47年 7月 20日 第4版発行 定価950円
大浦 一行 著 オーム社発行
・ラジオ修理メモ 兵頭 勉著
昭和24年 日本放送出版協会刊
・誰にもすぐ組み立てられる
実体配置 配線図付 受信機回路集
ラジオ科学1月号 第12巻第1号 第5付録
・解説ラジオ回路集
・写真による 百万人のラジオ工作 亀井 秀男 著
オーム社
・真空管データ・ブック
昭和27年 ラジオと音響 第6巻第1号 付録
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