家庭内ＬＡＮ　Ｓａｍｂａ

●Ｓａｍｂａの機能

　ＵＮＩＸのネットワークプロトコルＴＣＰ／ＩＰとＷｉｎｄｏｗｓのネットワーク
　プロトコルＮｅｔＢＥＵＩの変換を行い、Ｗｉｎｄｏｗｓのファイルサーバーや
　プリンタサーバーの機能を実現します。

　Ｗｉｎｄｏｗｓ側のユーザー名がＵＮＩＸ側にも必要です。Ｗｉｎｄｏｗｓ側から
　ＳａｍｂａでＵＮＩＸ側をのぞいた時には、ＵＮＩＸ側の同一ユーザーのホーム
　ディレクトリーが見えます。本機能がＳａｍｂａの基本です。

●ソフトウエア

　・ＵＮＩＸ　　　　　ＴｕｒｂｏＬｉｎｕｘ日本語版３、Ｘ
　・Ｗｉｎｄｏｗｓ　　Ｗｉｎｄｏｗｓ９５
　・Ｓａｍｂａ　
　　　
●Ｗｉｎｄｏｗｓ側の設定

　・ＮｅｔＢＵＥＩとＴＣＰ／ＩＰの両方のプロトコルを組み込む。
　・Ｗｉｎｄｏｗｓ９５のＯＳＲ２以降、Ｗｉｎｄｏｗｓ９８の場合、レジストリを
　　変更する必要があります。

　　これをしないと、アクセス時に設定していないパスワード入力を要求されて、アク
　　セスできない。
　１　”ファイル名を指定して実行”でｒｅｇｅｄｉｔを起動。
　２　￥ＨＫＥＹ＿ＬＯＣＡＬ＿ＭＡＣＨＩＮＥ￥Ｓｙｓｔｅｍ￥Ｃｕｒｒｅｎｔ￥Ｓ
　　　ｅｒｖｉｃｅｓ￥Ｖｘｄの中のＶＮＥＴＳＵＰを選択。
　３　メニューー＞編集−＞新規ー＞ＤＷＯＲＤ値を選択し、名前を
　　　ＥｎａｂｌｅＰｌａｉｎＴｅｘｔＰａｓｓｗｏｒｄとします。
　４　そのレジストリーキーを編集ー＞変更で、値を１にします。
　５　Ｗｉｎｄｏｗｓを再起動。

●ＵＮＩＸ側の設定

　　／ｅｔｃ／ｓｍｂ．ｃｏｎｆが設定ファイルです。

　１　ワークグループの名前を変更します。

　　　ディフォルトではＭｙｇｒｏｕｐになっている。

　　　ｗｏｒｋｇｒｏｕｐ　＝　ｘｘｘ

　２　一般共有ファイルの設定

　　　一般ユーザーがパスワードなしで　ＵＮＩＸの／ｔｍｐディレクトリをアクセス
　　　可能にする。

　　　＃Ｔｈｉｓ　ｏｎｅ　ｉｓ　ｕｓｅｆｕｌ　ｆｏｒ　ｐｅｏｐｌｅ　ｔｏ　ｓｈａｒｅ　ｆｉｌｅｓ
　　　；［ｔｍｐ]
　　　；ｃｏｍｍｅｎｔ　＝　Ｔｅｍｐｏｒａｒｙ　ｆｉｌｅ　ｓｐａｃｅ
　　　；ｐａｔｈ　＝　／ｔｍｐ
　　　；ｒｅａｄ　ｏｎｌｙ　＝　ｎｏ
　　　；ｐｕｂｌｉｃ　＝　ｙｅｓ

　　　これらの；を削除する。

●使用方法

　１　本来は、Ｗｉｎｄｏｗｓのネットワークコンピュータをクリックすれば見えるはず
　　　なのですが見えません。

　　　Ｓａｍｂａを設定して、立ち上げた後の数分は見えるのですが、すぐに見えなくなり
　　　永遠に見えなくなります。何故なのでしょう？

　２　そこで、ネットワークコンピュータを右クリックして、コンピュータの検索で
　　　そのＵＮＩＸマシンのホスト名で検索すると見付かります。

　　　これをデスクトップにでもショートカットを作っておきます。

　３　そのマシン名をクリックすると、自分のログインディレクトリと／ｔｍｐ
　　　ディレクトリや、プリンタの設定がしてあればプリンターが見えます。