家庭内LAN Linux
中古PCにインストールした、ホームサーバーシステム用OSのLinuxについてです。
雑誌の付録についている各種Linuxをインストールして見ました。
当然ですが、あくまで、私の行った作業の中での、私の感想です。
●昔と今
・各種Linuxを、自宅にある、自分のコンピュータに、雑誌の付録のCD−ROMからインストール!
何故、こんなことができるのか?
・ひとつ、半導体技術の進歩による、PC(MPU)の著しい性能向上。
・ひとつ、IBM−PCーATアーキテクチュアの世界ディファクトスタンダード。
・ひとつ、フリーソフト文化。OSそのものより、それに付属するサービスで事業化。
・ひとつ、640MBのCD−ROMが雑誌の付録につけて郵送しても、異常にならない。
・ひとつ、LinuxはFreeBSDと比べて、カーネルは同一であるが、コマンド等の
パッケージイングが異なっても良い文化となり、標準フリーソフトでありながら、各社の
特徴がだせるので、各社が頑張れる。
・ひとつ、ネイティブUNIXはSUN社の文化であるが、Linuxは、SUNから
完全に独立できるから、各社が頑張れる。
・私は、1983年に、会社で、ほぼ1億円のVAX11−780(1MIPS性能)を
買ってもらい、4,2BSD・UNIXを導入した。そのころから考えると信じられない。
・UNIXのソースコードをATTより、購入。日銀窓口で通産省に輸入届け手続きを
私がした。
・VAX11−780はエアコンの効いた20畳のコンピュータルームに鎮座していた。
ターミナルのVT−100が高かった。
・とにかく、技術の進歩、それに伴う社会(我々の生活)の変化も激しい。
●中古PC
ーWEBで購入しました。
1日目
・WEBページで品決めし、WEBで購入申し込み。
現在、所有しているものと同じものがあったので、安心して。
・メールアドレス確認メールがくる。
・在庫確認、と料金振り込み依頼メールがくる。
2日目
・電信振り込みで送金。
・入金を確認して、宅急便で発送。
3日目
・到着
・思ったよりも奇麗でした。
・すぐに動作確認。
あれ!CRTケーブルコネクタが違う。(ディスプレイと本体を別々に購入した為)
D−Sub15ピン と ミニD−Sub15ピン。
近くのディスカウントショップに走った。あった、変換ケーブル、800円。
全て動作良好。
●Linuxの種類
初心者は、先ず、自分がしたい事の解説書を探し、その解説書が採用しているLinuxを
使うのが、解説書と全く同じ操作でOKなので、トラブルが少なく良いです。
・Slackware Linux
世界中でもっともメジャーなLinux。
・Red Hat Linux
ソフトのインストールに特徴があり、RPMという方法で、簡単にインストールやアン
インストールができる。
・Debian GNU/Linux
Dpkgというツールが特徴、日本語インストーラもある。
・Turbo Linux
Red Hat Linuxをベースとして、日本語環境を整備したもの。
Xウインドウや日本語環境も同時に組み込める。
周辺機器を自動で認識するツールがあり、インストールが簡単。
標準版とPro版がある。
・Vine Linux
Red Hat Linuxをベースとして、日本語環境を整備したもの。
使いやすい日本語環境を提供する Linux 配付パッケージ (ディストリビューション)です。
・Plamo Linux
Slackware を元にインストーラを日本語化し、TeX や Emacs など、日本語版のあるソフトウェア
をあらかじめ PJE が提供しているものに入れかえてまとめ直したディストリビューションです。
98やノートPC対応。
・各Linuxの参考書とCD−ROM
●私から見ての インストールの簡単さ
Turbo >> Vine >> Plamo > Debian
ポイント(自動設定か!手動設定か!)
・CPU周りハード設定
・HD、CD−ROM設定
・ネットワークカード設定
・Xウインドウ(グラフィックカード/モニタ)設定
・パッケージ
日本語環境、ネットワークソフト、サーバー、ウインドウマネージャー、その他AP
とくに、Xウインドウの設定が大変。
●Turbo Linux 日本語版3,0のインストール
■マシン
名称 ;DELL OptiPlex GXI5200L
MPU ;ペンティアムU200Mhz
メモリ ;32Mb
バス ;ISA
グラフィックカード;S3 Inc. Trio64V+ PCI
FD ;スタンダードフロッピーディスクコントローラ
CD ;NEC ATAPI
イーサー;3Com EtherLink 3 ISA
(3C509b−TPO) in PnP mode
HD ;IDEコントローラ 、2,0Gb
■ソフト
「はじめてのTurbo Linux」 渡辺 裕一著
CD−ROM付き ソフトバンク ¥2400円
Turbo Linux 3、X
■手順 参考本の手順どうり
「はじめてのTurbo Linux」 渡辺 裕一著
CD−ROM付き ソフトバンク ¥2400円
Turbo Linux 3、X
HDが2Gbですので、1GbづつでWindows95と共存させる事にしました。
1 パーティションの作成
1 WinーDOSのFDISKコマンドで現パーティションの確認。
2 Winのシステムツールであるデフラグでディスクのフラ
グメンテーションを整理。
3 Winを使って、CD−ROMから、FIPS.EXEを起動フロッピー
ディスクへコピー。(Winには2つの起動ディスクがあるが、CD−R
OMからの起動ディスクは900KBであり、プログラムの追加が可能で
あるが、ただの起動ディスクは1,4MB使っており、プログラム追加は
不可。
4 その起動ディスクからDOSを起動。
5 FIPSコマンドで現状パーティションの確認、変更。
2 インストールの準備
1 Winを使って、CD−ROMからインストールFDと追加モジュールFD
を作成(自動作成コマンドが用意されている)。
3 インストール
以下を日本語インストーラが一気に会話モードでインストール。素晴らしい。
1 インストールFDを立ち上げ、ENTERキーを押して、開始。
2 各種ハードタイプの入力と接続機器の自動認識設定。
この機能がすごかった、一発でハード設定(IRQ、IOアドレス等)がOK。
3 組み込むモジュール選択。
4 パーティションの設定。
5 TCP/IP設定。
6 ネットワーク設定。
7 インストールタイプ指定。
8 LILO(起動時OS設定)設定。
9 Xウインドウシステム設定。
KB、マウス、ディスプレイ
(自動認識やディフォルト設定で、XF86Setupに比べて、はるかに簡単。
10 時間帯、(プリンター)設定。
11 (PPP設定。)
12 ルートパスワード設定。
13 ユーザー登録して終了。
14 完了、再起動。
インストールされているもの。
・Xウインドウシステム、ウインドウマネージャー、日本語環境。
・ネットスケープ。
・Samba、Apache、sendmail。
* Webサーバー(Apache)が、何故か動作しない。
デスクトップツールである「ネットワーク設定」で、HOSTS
をみると、URLフルネームが登録されていなかったので、設定
して、Apacheを再起動すると、動作し始めた。
後、ネットワーク設定のドメイン名、ホスト名設定時に、フルネ
ーム(.jpまで)を指定しなかった為と解る。
■感想
1 FreeBSDよりもはるかに、インストール作業は簡単。
ややこしいハード設定が、自動設定ツールで一発だった。
2 GUIにもかなりの部分がなっている。
ファイルマネージャー、ユーザー登録、ネットワーク接続、・・
3 しかし、はたはた、これはUNIXなのか?
これで良いのか?
4 ハードに詳しくないソフト開発者に良いのかも。
5 ログインメッセージに開発者であろう日本人名が含まれており、
非常に気になる。
●Plamo Linuxのインストール
■マシン
上記と同じPC。
■ソフト
「Linuxインストールキット」第2版 小島 三弘 他 著
トッパン ¥2400円
CD−ROM付き 3枚
・Plamo Linux 1,4,1
・Plamo Linux 1,4,1(ソースコード)
・Plamo Linux 1,4,1(mpeg movies)
(インストール工程とLinus Torvalds氏来日講演の映像)
■手順 参考本の手順どうり
「Linuxインストールキット」第2版 小島 三弘 他 著
トッパン ¥2400円
CD−ROM付き 3枚
・Plamo Linux 1,4,1
・Plamo Linux 1,4,1(ソースコード)
・Plamo Linux 1,4,1(mpeg movies)
(インストール工程とLinus Torvalds氏来日講演の映像)
1 インストールの準備
1 Winを使って、CD−ROMからインストールFD(ミニLinux)
を作成。
2 パーティションの作成
1 WinーDOSのFDISKコマンドで現パーティションの確認。
2 Winのシステムツールであるデフラグでディスクのフラ
グメンテーションを整理。
3 Winを使って、CD−ROMから、FIPS.EXEを起動フロッピー
ディスクへコピー。(Winには2つの起動ディスクがあるが、CD−R
OMからの起動ディスクは900KBであり、プログラムの追加が可能で
あるが、ただの起動ディスクは1,4MB使っており、プログラム追加は
不可。
4 その起動ディスクからDOSを起動。
5 FIPSコマンドで現状パーティションの確認、変更。
3 インストール
1 インストールFDを立ち上げ、ENTERキーを押して、開始。
2 必要であれば、各種ハードタイプの設定。
3 パーティションの設定。
4 組み込むモジュール選択。
5 TCP/IP設定。
6 ネットワーク設定。
7 インストールタイプ指定。
8 LILO(起動時OS設定)設定。
9 時間帯、(プリンター)設定。
10 (PPP設定。)
11 再起動
■感想
1 Turbo Linuxに比べると、キー入力部分が多い。
2 解説書に、木目細かい技術的な解説、注釈がある。
3 プログラムのインストール中に、プログラムの説明を日本語で画面表示。
4 X立ち上げ前のコンソール表示が文字ベースであるがカラー表示。
5 XウインドウはXF86Setupでの設定。
6 グラフィカルウインドウマネージャーもユーザーでの設定。
●Turbo Linux Server 日本語版1,0のインストール
■マシン
上記と同じPC。
■ソフト
「Linux WORLD」保存版第一弾 IDGコミュニケ ¥1490円
CD−ROM付き 2枚
・Turbo Linux Server 日本語版1,0
・Oracle8 Workgroup Server トライアル版
■手順 参考本の手順(4ページもの)どうり。
「Linux WORLD」保存版第一弾 IDGコミュニケ ¥1490円
CD−ROM付き 2枚
・Turbo Linux Server 日本語版1,0
・Oracle8 Workgroup Server トライアル版
HDが2Gbですので、1GbづつでWindows95と共存させる事にしました。
1 パーティションの作成
上記で済みなのでスキップ。
2 インストールの準備
1 Winを使って、CD−ROMからインストールFDと追加モジュールFD
を作成(自動作成コマンドが用意されている)。
3 インストール
以下を日本語インストーラが一気に会話モードでインストール。素晴らしい。
1 インストールFDを立ち上げ、ENTERキーを押して、開始。
2 各種ハードタイプの入力と接続機器の自動認識設定。
この機能がすごかった、一発でハード設定(IRQ、IOアドレス等)がOK。
3 組み込むモジュール選択。
4 パーティションの設定。
5 TCP/IP設定。
6 ネットワーク設定。
7 インストールタイプ指定。
8 LILO(起動時OS設定)設定。
9 Xウインドウシステム設定。
KB、マウス、ディスプレイ
10 時間帯、(プリンター)設定。
11 (PPP設定。)
12 ルートパスワード設定。
13 完了、再起動
インストールされているもの。
・Xウインドウシステム、ウインドウマネージャー、日本語環境。
・ネットスケープ。
・Samba、Apache、sendmail。
■感想
1 基本的にTurbo Linux と同一で、あっと言う間に完了。
●Debian GNU/Linuxのインストール
■マシン
上記と同じPC。
■ソフト
「Linux Japan」5月号 1999 May
秀和システム ¥1580円
CD−ROM付き 2枚
・Debian GNU/Linux2,1
・Star Office 5,0
■手順 参考本の手順(9ページもの)どうり
「Linux Japan」5月号 1999 May
秀和システム ¥1580円
CD−ROM付き 2枚
・Debian GNU/Linux2,1
・Star Office 5,0
1 インストールの準備
1 Linuxを使って、CD−ROMからインストールFD、root.bin
FDを作成。
2 パーティションの作成
既存のもの使用するのでパス。
3 インストール
1 インストールFDを立ち上げ、ENTERキーを押して、開始。
2 各種ハードタイプの設定。
3 パーティションの設定。
4 ネットワーク設定。
5 LILO(起動時OS設定)設定。
6 時間帯
7 再起動
8 インストールモジュール選択
9 完了
インストールされているもの。
未インストール。
・Xウインドウシステム、ウインドウマネージャー、日本語環境。
・ネットスケープ。
・Samba、Apache、sendmail
■感想
1 Turbo Linuxに比べると、キー入力部分が多く
ユーザが考えないといけない事が多い。
2 パッケージのインストール管理がすぐれている。
(しかし、パッケージの意味が分からない素人には無理)
3 Xウインドウシステムのインストール、日本語環境設定は
インストーラはやってくれない様子。
(実は、インストール途中で、入力パラメーターの難しいさゆえ
途中迄しか進まなかった)
4 LInuxパワーユーザー向けだろう。
●Vine Linux 1,0 beta1 のインストール
■マシン
同上PC。
■ソフト
「日経Linux」 パソコン ベストムック 日経BP社
CD−ROM付き 2枚
・Vine Linux 1,0 beta1
・GIMOP他 ¥2300円
■手順 参考本の手順(12ページもの)どうり
「日経Linux」 パソコン ベストムック 日経BP社
CD−ROM付き 2枚
・Vine Linux 1,0 beta1
・GIMP他
¥2300円
HDが2Gbですので、1GbづつでWindows95と共存させる事にしました。
1 インストールの準備
1 Winを使って、CD−ROMからインストールFDと追加モジュールFD
を作成(自動作成コマンドが用意されている)。
3 インストール
以下を日本語インストーラでセットアップ。
1 インストールFDを立ち上げ、ENTERキーを押して、開始。
2 言語選択
3 KB選択
4 インストールメディア選択
5 インストール選択
インストール/アップグレード
6 インストールクラス
ノートPC/デスクトップPC/カスタム
7 パーティション設定(既存のもの使用なのでスキップ)
8 スワップ区画の設定
9 Linux区画の設定
ソフトがインストールされる
10 マウス検出、、マウス設定
11 Xウインドウ設定
・ビデオカードの自動検出
・モニタ設定
CUSTOMで手動設定
・クロックチップの設定、クロックの検出
13 ネットワークの設定
14 タイムゾーン設定
15 プリンタ設定(スキップ)
16 ルートパスワード設定
17 ブートディスク作成して完了
18 完了、起動
・Xウインドウの実行はstartx コマンドで。
インストールされているもの。
・Xウインドウシステム、ウインドウマネージャー、日本語環境。
・ネットスケープ。
未インストール。
・Samba、Apache、sendmail等は別インストール。
■感想
1 Turbo Linux 迄は行かないまでも、インストール作業は簡単。
2 GUIにもかなりの部分がなっている。
ファイルマネージャー、ユーザー登録、ネットワーク接続、・・
3 独自開発の使いやすい日本語メーラーやエディタ(vedit)あり。
●redhat Linux のインストール
■マシン
同上PC。
■ソフト
「Linux magazine」1999 No1 アスキー ¥1800円
CD−ROM付き 4枚
・日本語 Redhat Linux 5,2 バイナリ
・日本語 Redhat Linux 5,2 ソース
・Turbo Linux日本語版3,0アップデートRPMパック
・Oracle8 Workgroup Server トライアル版
■手順 参考本の手順(2ページもの)どうり
「Linux magazine」1999 No1 アスキー ¥1800円
CD−ROM付き 4枚
・日本語 Redhat Linux 5,2 バイナリ
・日本語 Redhat Linux 5,2 ソース
・Turbo Linux日本語版3,0アップデートRPMパック
・Oracle8 Workgroup Server トライアル版
HDが2Gbですので、1GbづつでWindows95と共存させる事にしました。
1 インストールの準備
1 Linuxを使って、CD−ROMからインストールFDを作成。
3 インストール
以下を日本語インストーラでセットアップ。
1 インストールFDを立ち上げ、ENTERキーを押して、開始。
2 言語選択
3 KB選択
4 インストールメディア選択
5 インストール選択
インストール/アップグレード
6 インストールクラス
ノートPC/デスクトップPC/カスタム
7 パーティション設定(既存のもの使用なのでスキップ)
8 スワップ区画の設定
9 Linux区画の設定
ソフトがインストールされる
10 マウス検出、、マウス設定
11 Xウインドウ設定
・ビデオカードの自動検出
・モニタ設定
CUSTOMで手動設定
13 ネットワークの設定
14 タイムゾーン設定
15 プリンタ設定(スキップ)
16 ルートパスワード設定
17 ブートディスク作成して完了
18 完了、起動
・Xウインドウの実行はstartx コマンドで。
インストールされているもの。
・Xウインドウシステム、ウインドウマネージャー、日本語環境。
・ネットスケープ。
未インストール。
・Samba、Apache、sendmail等はオプション指定。
■感想
1 Turbo Linux 迄は行かないまでも、インストール作業は非
常に簡単。
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